新宿子ども会KIDS

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Last Updated: Mar 21, 2005

「熱疲労」と「熱射病」について

現在位置

熱疲労

暑い環境下での過剰な水分損失によって起こるものである。

徴候・症状

  • 発汗。
  • 青白い組織、湿ってベトつく皮膚。
  • 早くて弱い脈拍。
  • 浅い呼吸。
  • 衰弱、めまい、頭痛。

熱射病

体温調節機能の不全によって起こるものである。

徴候・症状

  • 紅潮した組織。
  • 見当織障害と混乱。
  • 体温は40℃を超え、上昇し続ける。
  • 早い脈拍。意識レベルの低下。発作。
  • 皮膚は非常に熱く通常は乾いている。
  • 動作調整機能の喪失。

対処の手順

熱疲労は即座に生命に関わることはないが、熱射病は生命に関わる。

熱疲労の対処の手順

  1. SET UP 確保
    • 発作中の患者の頭の下に柔らかいものを入れてやる。
    • 患者を拘束せずに保護する。
    • 周囲の固く鋭利な物体を除去する。
    • 発作中の患者を安心させる。
    • 患者は聞こえていることがある。
  2. 発作に続いて、手当ての声明
  3. 初期の評価とケアのサークル
  4. 意識がある場合、病気の評価を施す。
    • 徴候・・・脈拍、呼吸、体温、組織の色
    • 症状・・・患者の説明、メディカルタグ、過去の病歴、現在の投薬
  5. 涼しい場所で休ませる。
  6. 脚を20〜30cm高くする。
  7. 意識があればスポーツドリンクなどの希薄電解溶液を与えてもよい。
  8. 水分や休息を取っても改善しない場合は医療手当てを求める。
    手当てを受けないと熱疲労は熱射病に進展することがある。

熱射病の対処の手順

  1. 同手順
  2. 即座に患者を冷やす。水風呂やホースで水をかける、氷とウチワで患者に冷風を吹きかけるなど。
  3. 患者を冷やしながら救急隊を呼ぶ。
  4. 救援が到着するまで初期ケアのサークルと患者の冷却を続ける。

注意

  • 熱射病の場合、即座に体温を下げないと脳障害が起こることがある。
  • 救急隊が遅れる場合、患者を冷やし続けるが、ハイポサーミア(体温低下)を起こさせてはならない。

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